先週末 山中湖で開催されたK-9フリースタイルの競技会へ。
今回はWCFOとOPDESの併催ということで、1回の演技でどちらのタイトルもチャレンジできるというシステム。
体力・集中力とも未熟な綺羅ペアにとっては、2日間連続の競技会でパフォーマンスするよりは ありがたいのでダブルエントリーしました。


土曜日はA先生によるセミナー。
このセミナーには駿薫と参加。
耳新しくはないけれど、犬との関係性において真髄に関わるような 大事な基礎について。
いつかどこかで聞いたような、知っているなら実践しているべきなのに なおざりにしてしまっているなぁ、と、
自分にツッコミを入れたくなるような 耳にイタイお話の数々でした。

そして 参加者個々へのアドバイス。
これもまた、イタイところを突かれ、でもそうした指摘をハッキリといただける機会もなかなかないので、ホントに有意義な時間でした。


山中湖でのイベントの際には いつも利用しているペンションがあり、今回は偶然 Vママさんもご宿泊。2人でワインを飲みながら フリスタ談義に盛りあがったのでした。


日曜は競技会。
半年前から取り組んだ「ワン」。
いくつもの壁に気付いてしまい、何とか前に進むために苦手な脚側に真剣に取り組まねば、と初めて作ったHTMのルーティンです。
1つの作品としての完成度(難易度ではなく)をあげるために、ハンドラーのムーブやリンクデザインを何度も変えました。犬のムーブの構成要素はまったく変えず、ハンドラーのムーブを変えるだけで 作品の印象はとても変わる、ということを初めて実感できた曲です。

踊ること、人前で表現すること、が格別好き、というわけでもない私にとって、選曲し、編曲し、構成を考え、振り付けを考え、考えなくても手足が動くようになるまで練習する、ということの全てが 大変です。
併せて、犬とのトレーニングも同時並行で続けていくのですから、他のドッグスポーツと比べると ハンドラーの負担は大きいのではないかなぁ。
でも 大変なだけに 練習の過程で得られるものも 大きい気がします。

競技会に出る以上、よい結果がでるべく練習するのだし、結果がすべて。
つい昨年まで 私はそんな風に思っていたようです。
練習過程に意味があり、自分達の練習通りに発揮できればおのずと結果はついてくるし、成績や順位にこだわることはないよね。なんて 口では言っていたものの、本心は成績や順位に執着していた自分。

今年に入って、いろいろな方々に親身になっていただき、少しずつ自分の考え方が変わってきたように思います。
ジャッジから、観客から、高評価を得ることを考える必要はないのです。
自分にとって納得のいく演技が本番でできたかどうか、が大事なのではないかな。
納得のいく演技ができなかったら 次回にまたエントリーすればいいのです。いつでも私と向き合おうとしてくれる綺羅の存在を 心からありがたく感じるようになりました。

演技前、ドキドキはしたけれど緊張はありませんでした。
演技中、綺羅の姿を瞬間見失ってしまったり、エラーで焦った部分はあったけれど、そういう自分を冷静に見ている自分もいました。
曲の冒頭で、ムーブが始まったとたん 綺羅の鼻鳴きが始まってしまい、その時に私が思ったことは、
「えっ?! あんなに練習したのに いきなり分からなくなっちゃったの??」
でした。
酷い飼い主です。
でも その直後に、「綺羅が不安だ、分からない、と言ってるんだから、分かりやすいように体符を出してやろう。コマンドも早めに言おう。」と思うことができました。
こんなこと 当たり前のことなのだけど、実は競技会でそう思ったのは初めてなのです。

鼻鳴きが出た時点で、「吠え」に繋がってしまうかも・・・ と頭をよぎりました。
でも 綺羅が自分の理性で「吠え」を抑え込もうと努力していることにも気付けたし、実際、吠えずに演技を終了できました。練習の時のようなキレキレのポジションではなかったけれど、一生懸命にコマンドに応えようとする姿を見て、演技中にも関わらず 泣きだしそうになってしまった自分がいました。

ずっと成果に繋がらなかった綺羅チーム。
遅々としながらも綺羅なりに成長しているんだなぁ、と思った瞬間、「いや違う。綺羅の態度はずっと5年前から変わらなかったのだろう。上手くいかない理由を綺羅のせいにして 応えようとしている綺羅の気持ちをいつも リンクの中に一人ぼっちにしていたのだ。」とも思ったのでした。

演技を終えた時、綺羅と力を合わせて何とか この難局を乗り切った、というような達成感を初めて味わいました。本当に心底から 綺羅を褒めてあげられたし、その場で泣きだしてしまいそうなくらいでした。
演技直後にジャッジからいただいた厳しいコメントに 涙はひっこんでしまいましたけど。
まだまだ、「演技を楽しむ」という余裕には 程遠いけれど、山積みの課題の1つに 前進の1歩を感じることのできた日でした。

本調子でないのに一生懸命に応えてくれた綺羅。
2日間 ほとんどクレート待機だったにも関わらず、ずっとご機嫌に笑顔で同行してくれたヒメちゃんにも感謝、感謝です。
綺羅との演技中、クレートの中で待機していた駿薫。「ずっとお利口さんだったのに、綺羅ちゃんと演技中は少し鳴いてたよ。」とBママが教えてくれました。「でも うるさく鳴いてたわけじゃないから」とのこと。駿薫もそれなりに理性が少しは働くようになってきたのかな。
家で留守番してくれてた3匹の猫たちにも 感謝です。

「ワン」
WCFO ビギナークラス
技術点 8.2
芸術点 8.9

OPDES ノービスクラス
技術点 8.7
芸術点 8.8


スポンサーサイト
2012.04.17 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://himekiramama.blog.fc2.com/tb.php/55-57ffc1a4