キラの旅立ちに添えるモノを知りたくて、ACの出来る友人に電話をしました。

~~キラが欲したものリスト~~
・何でもいいからヒメちゃん・シュンクンの匂いのするモノ
・シュンクンのお気に入りのおもちゃ
・どこから見てもママのモノだとわかるもの
・シュンクンのご飯を少しだけ分けてほしい

自分のモノで持っていきたいものはないの?
と聞いても、
ボクのは・・・いいよ。それよりみんなのモノが欲しい。

キラが最も大事に思っていたのは、家族・仲間・絆なんですって。
実際、キラは家族の「楔」の役割を果たしてくれていたし、そういう自分の立場が「誇り」でもあったようです。

家族が最も長い時間を過ごすソファにかけてあった毛布には、キラ自身、ヒメちゃん、シュンクンの匂いも毛もついています。そのカバーにキラのクレートマットを敷き、亡骸をくるみました。
以前、ヒメちゃんの大のお気に入りで 今はキラのお気に入りのボールを2つ。
シュンクンのカラフルなひも付きボール。
キラと踊った「カルメン」の衣装とストール。
キラの冬用と夏用の衣類。
大好きなバナナ、ケーキ、鹿肉、オヤツ類。
レディさんの霊が一時、仮姿となったダルメシアンのぬいぐるみも。

実は、病院にいたキラの最後の食事は私が一時帰宅して用意したものでした。タッパーに用意し、自分の夕食を手早く食べた時に、シュンクンがタッパーから盗み食いをしたのです。もちろん その分は足しましたが、キラにはそのことが分かっていたようですね。シュンの器から取り出した鹿肉を添えました。

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最期のお別れに立ち会ってくれた蒼ママが高級そうなロールケーキを持参してくれました。
ニコママも 大きなメロンパン。
亡骸の顔の周辺は 大好物の食べ物とお花でいっぱい。
ガっちゃんママも鈴凛ママもありがとうございました。
キラの最期のきれいな顔を見ていただけて、嬉しかったです。

私にとっては突然の「別れ」でかなり動揺したけれど、キラにとっては予定されていた旅立ちのようでした。
今週は 火曜・水曜にアジレッスンに行ったのだけど、練習が一緒だったメンバーに挨拶したり、その飼い主さんにもキラの方から寄っていき触っていただいたり、オヤツをいただいたりして、キラなりのお別れをしていたようです。
今週末は 私にしてはめずらしく何の予定もない週末で、来週はデビーポッツと4日間を過ごすことになっています。そうしたことも、旅立ちの日を決める一因だったと思います。競技会には穴をあけない。心理的にダメージを受けるであろう私が、デビーとのTタッチワークの中で少しずつ落ち着きを取り戻すであろうこと。
こうしたことを配慮していたと思うのです。
我が家で過ごした最期の夜も、自分の役目をシュンクンに託すような行動をとっていました。

思い返せば、1年前のウォーターワークのコンぺの日に既に、このことを決めていたようにも思います。
おそらく今年のウォーターの競技会には出られないことを分かっていて、何が何でも200点満点を取ろうと頑張ってくれたのでしょう。
その後、昨年秋からの競技会の結果は 素晴らしいものばかり。
特にフリースタイル競技においては、賞という賞をすべて総ナメに。
アジリティにおいてのキラは、キラのミスはなく、ミスと言えば私のせいのみ。
私自身は 競技の結果として席次にこだわりはなく、キラペアとして目の前の課題を1つ1つクリアできるか確認作業のための出陳、と考えてはいるけれど、評価も伴えば それはそれで嬉しいものです。
潜在的に私が欲しているものを、キラが出来る範囲で すべて与えてくれたのです。

何よりも、キラと向き合うドッグスポーツに取り組む中で 私の価値観も大きく変わり、とても楽に生きることが自然にできるようになったこと。
誰に対しても、どの犬に対しても 大らかな心で受け入れようとするキラの姿が、私の自慢で誇りであったこと。そうしたキラから、自分の狭量さを少しずつ変えたい、と思えてきたこと。
キラは大きな使命を持って、私のところに来てくれたのです。
そして、彼の使命を完遂し 与えるモノも与え、キラ自身は満足し 十分に納得し、使命を達成したことに誇りをもって、最善の日を選んで他界したように思います。

本当に出来過ぎの よい子。
私などより、遥かに「徳」が高い 私のガイド(天使)。

私は 病院の対応が不満で キチンと対応してくれていれば延命ができたかも、または 結果が同じだったとしても あれほど苦痛に満ちた最期でなかったハズ、という点が 頭の中から離れませんでしたが、
これほど キラが準備していたのであれば、他界することは避けられなかったようにも思います。


最期のお別れに、病院の選択を誤ってしまったことを「ごめんね」。
でも、そのことを除けば、「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」・・・
ありがとう、の言葉しか出ませんでした。

3年前の夏に レディさんを亡くした時は、「ごめんね」ばかりでした。
昔、接点のあったブリーダーさんが「愛犬の最期の時に、ごめんね、ばかりが浮かぶのではなく、ありがとう、と言えるのが良い関係」と言っていたのを思い出しました。

キラの動画を観ると、いつも私をしっかりと見つめ 応えてくれています。
私とキラは 終わらない恋愛をしている恋人同士のようだった、と思います。私の生活のほとんどすべてにキラが介在し、喜びも 楽しみも 希望もくれました。昨日と変わらぬ楽しみが明日も続くと信じているから、毎日がワクワクと楽しく、キラに恋し 愛していました。
キラを亡くした今、この夏の私のスケジュールは 真っ白になってしまいました。
焼香に訪れてくれた訓練士さんが、「菅沼さんの嘆き・悲しみが深ければ深いだけ、キラと過ごした時間が濃密で密接で、よい関係であった証」と言ってくれました。確かにそうかもしれません。

お別れの際に、もう一言、「私が今生の生を生きているうちに、また犬の姿で戻ってきてね」と。
きっとまた キラに会えると信じています。キラと再会するまでに、自分の「徳」をあげなければ・・・

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キラの まるで予定の旅立ちであるかのような様々なことを知ると、嘆き悲しんでいるのは私だけで、キラにとっては「栄光の旅立ち」で、賞賛をもってアチラで迎え入れられるのだろう、とも思います。
近所の公園に ヒメちゃん シュンクンと行くだけで、顔が歪み始めてしまいます。2頭連れて歩くだけで、1頭足りないことに胸が締め付けられます。何より、気付けば「キラ~」と呼んでしまうくらい、あまりに私の一部であったことを痛感しています。
こうした思いは当分 私を苦しめると思うけれど、キラのような特別なガイドが私のところに来てくれたことに感謝しています。


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2013.07.06 / Top↑
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