今月中旬から約1週間、Tタッチ講師のデビー・ポッツ氏が来日。
毎日、ワークショップやプライベートセッションなどのイベントが続きました。私も、自分自身の勉強のためと、私の家族である動物たちへの直接的なアドバイスを期待して、ほぼ毎日 参加しました。

横浜市にある動物愛護センターでのワークショップは、遺棄されたり 虐待されたりした経緯のある動物たちへのワークをどうするか、という内容で、とても有益でした。
通常、オーナー様からの依頼が多く 当然 その動物について事前にいろいろな情報もいただくことができるし、オーナー様の手を信頼している動物へのサポートが 私達プラクティショナーの仕事です。でも、保護動物の場合は、里親が見つかるようセンターでトレーニング中の動物達で、人間への信頼感もまだ構築できていない個体も多いわけです。そうした動物たちに、「Tタッチ的アプローチでどう接するか」という学習の機会を得ることができたことは 自分にとってプラスの経験でした。

また、他日に デビー氏に直接、駿薫とキラへのセッションを受けるチャンスがあり、その際の指導も新鮮でした。
特に、キラへのアドバイスは目新しく、トレーンングを基本として犬と向き合っている私にとっては 気付くことができなかった点を指摘されました。11月に神戸で行われたドッグダンス競技会の際のVTRをその場で見ていただき、「Tタッチ的見地」から 私とキラの様子をどう感じるか 言ってもらったのです。

競技会でのパフォーマンス精度を上げる為に、「犬の理解の精度を高める」ことや「犬に義務感を持たせる」こと、また「ハンドラーの心理状態をニュートラルに保つ」ことなどは 最低限 必要なことで、そのために誰もがトレーニングを反復しています。
例えば、キラは「ジャンプ」の精度を上げるべく練習中です。「足」「腕」「背中」「その場で単独」など、ダンスでのジャンプのバリエーションは様々です。ルーティンから1部を取り出して練習すると完璧なのに、1曲通して練習すると精度が下がる。とか、本番だと精度が下がる、などの悩み。単純にムーブの練習をするだけではなく、Tタッチを取り入れることで 本番でのパフォーマンスの精度を上げるサポートが出来そうです。

デビー氏はまず、「ジャンプの際に 後半身の動きが固く、前脚だけで跳んでいる」ことを指摘しました。事前に ジャンプの修正に取り組んでいることは話していません。
次に、「中盤以降のロールオーバーの後、全身の動きがスムースになった」と。実際、身体全体を使ったロールオーバーは身体の緊張を解く作用があるそう。
こうしたことを上手くルーティン構成に配慮していけば、競技会での精度を上げることにも繋げることが出来るかも・・・

また、実際にその場にいるキラや駿の身体に触った感想も、私の予想通りではあったけれど、健康の向上とともに 競技でのメリットにも繋げられそうな指摘が多々あり、嬉しかった。

「Tタッチって、マッサージと何が違うの?」と思われていたり、
「競技をやる犬には関係ない世界でしょ」と思われていることも多いでしょう。
でも、競技でも 眼に見える形でのメリットがあると思うのです。
特に、環境の変化や音に敏感なタイプ、プレッシャーを感じやすいタイプの個体には 是非 取り入れていただきたいメソッドの1つです。


スポンサーサイト
2013.01.27 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://himekiramama.blog.fc2.com/tb.php/111-e8aaed00