1年半前に、愛媛の友人主催の「食育セミナー」の講師を務めさせてもらった。
そのセミナーを行うことは、今は亡きヒメちゃんの強い意向を感じた。セミナーを終えて、無事に帰宅したのを見届けた翌朝に ヒメちゃんは静かに息を引き取った。
その時にセミナーを受講してくださった方達の中で、数名の方とは今でも個人的にやり取りがあり、愛媛でのセミナーを再度 行いたいなぁ、などと考えていた。

で、愛媛へ(笑)

四国まで一気に運転していくのは ちょっと大変。
なので、神戸港からフェリーで高松まで移動することにし 渡航中は睡眠確保。
道後温泉郷では、漱石の「坊ちゃん」で有名な「道後温泉」に入り、鯛めしを食す(美味~)。関東で 鯛めし というと高級食だけど、瀬戸内の鯛めしはかなり庶民的。小ぶりの鯛を使っているため、居酒屋さんでも食べられるらしい。

松山市の繁華街で友人と再会。
性格も育った環境も全然 違うのだけれど、内面的なことで強い繋がりを感じることができ 懐かしさと居心地の良さから 「家族」のように感じる特別な存在。積もる話に あっという間に時間が過ぎる。酒造元が経営している懐石料理を堪能~。

翌日は、早朝からシュンクンと松山城へ。
何故だかシュンクンは、崖の突端から眼下を見下ろすのがお好みらしい(笑)
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その後、セミナー会場である友人宅へ移動。シュンクンは、ここに来るのは3度め。モミジとカエデは初めての訪問だけど、すぐに馴れて それなりに寛いでひと時を過ごしていた。
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今回のセミナー参加者の方々は、とても熱心に「食事」について取り組んでいる方々ばかり。
前回のセミナー後に完全手作り食に移行されていて、大病を発症した際も フードに戻らず快復することに成功されていたり、これから迎える仔犬のための準備の一環として学習されていたり、と 頭が下がる。
こうした方々との「ご縁」も ヒメちゃんが繋いでくれたことも事実だし、思いもよらない意外な繋がりが既にあったり、と 「ご縁」を深く 深く 感じた数時間だった。
分かりやすくお伝えできるよう、私自身も学習し続けなければ、という思いも自覚できた。

翌朝、しまなみ海道経由で帰路へ。
瀬戸内の海は、本当に穏やかで柔和。白波がまったくたたない。
時間がゆったりと流れているような感じ。こういう場所で生活すれば、穏やかな性格になれるかしら。
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誰もいない砂浜。寄せる波が穏やかなため、海藻類などもほとんどない。

しまなみ海道の終わりは広島県。そこから本州を北上。
が、大阪の吹田あたりから悪夢の始まり。事故渋滞やら、集中工事やらの渋滞の連続で、睡魔と闘い続け 帰宅は午前2時頃。

また来年、愛媛に行きたいなぁ。
それには 自分の学習も充実させなきゃね。

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2015.11.25 / Top↑
ヒメちゃんがアチラへ旅立ってから、あっという間に5日が過ぎた。
ヒメちゃんのお世話をしていた頃は、出かけるまでに時間を要するため 早めの目算で準備をしていた。それが習慣になっているので、予定時間よりも1時間ほども早く支度が終わってしまう。
時間を見計らって排泄を促したり オムツを替えたりしていたことも、習慣化。2~3時間くらいの頃合で 目が時計で時間を確認してしまう。

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4年半前に撮影した写真。全員 旅立ってしまったのね・・・



5日の間に ヒメちゃんが考えていたことや 伝えたかったこと、などの想いが分かってきたことがある。

昨夏、突然のキラとの別れは 私を大きく動揺させた。そのことを知っていたヒメちゃんは、大きく体調を崩した昨年末から4月の間に 「お別れ」のための心の準備期間を私にくれたのだろう。
彼女と過ごす時が止まってしまったことは、悲しく 寂しいことだけれど、彼女との別れを静かな気持ちで受け止めることができている。ヒメちゃんから 私への気遣い。


若いオスにありがちな、気持ちが先行しがちで、甘ったれで、それでいて上手く自分の気持ちを表現できないシュンクンと私の関係性に 少しは光明が見え始めたことを確認してから 旅立ちを決めたらしいこと。



年末にヒメちゃんが大きく体調を崩して 回復したあと、私は精力的に食育セミナーをこなしてきた。いつも セミナー会場に同行していたヒメちゃん。そこに居ること自体が嬉しかったし 彼女にとって意味があったのだろう。もちろん 私にとっても同様だった。私が講師をして 情報を発信することが、ヒメちゃんにとっては誇らしくもあったようだ。
だから、どうしても愛媛でのセミナーを敢行させたかったようだったこと。
直前で開催中止にならぬよう、途中で引き返したりしないよう、淡路島を渡るまでは 気力で身体をもたせていたようだったこと。

ヒメちゃんが命を賭してまで 何故 愛媛でのセミナーにこだわったのか、はまだ分からない。
ただ、彼女の生前 日程が決まっていた開催予定のセミナーは、愛媛までのスケジュールだったことは確か。
だからなのか、
愛媛の友人に特別な思い入れがあったのか・・・
それは またいずれ分かる時がくるだろう。


ヒメちゃんの旅立ちを知った多くの方から、メールやコメント、弔花をいただいたりしている。ありがたいことです。
人それぞれに 考え方も行動も違うのは当然なのだけれど、私の心持ちとはまったく違うコメントをいただいて戸惑うことも・・・
私にとっては ヒメちゃんのお世話をすることは幸せだったし、可愛くてたまらなかった。ずっと続いても億劫に感じなかった。だから、ヒメちゃんとの「時」が止まってしまったことが 寂しかったし 悲しかった。

「○歳まで生きたのだから、十分よね」とか、「○歳!素敵」などという言葉は、私の心情とはかけ離れたものです。
ご自分の愛犬、愛猫、家族との別れでも、そうした言葉が浮かんでくるのだろうか・・・
○歳まで生きた、ということに焦点を当てれば それまでの健康管理を含めて飼い主を褒めるつもりで出てきた言葉なのかもしれない。だけど、○年も共に歩んだ存在を失うことは、仕方のないことと分かっていても ショックで悲しいことです。
最後、「愛される」ことよりも、私を含めたみんなを「愛する」ことを選択したヒメちゃん。
彼女のスタンスにも添わない言葉達だと思う。

どういう言葉をかけるかは、その人なりの考えで「自由」ではあるのだろうけれど、
私は 相手の気持ちに寄り添える言葉を選べる人間でいたいと思う。
パートナーを失って 悲しい気持ちのオーナーを、さらに落としめてしまう言葉もあるのだから・・・

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2014.04.20 / Top↑
昨秋、ヒメちゃん自身はどんな「お別れ」を望むのか、ACのできる友人に訊いてもらった。
ヒメちゃんはもう、すべてのことに満足していて 欲しいものもないし、執着がないのだと言われた。ただ、「可能なら、みんなに見送られたい」っていうことだけが、唯一の望み。

私は その答えから、家族や動物達に囲まれて逝きたいのだろう、と考えた。
だから、私の予定がバタバタしていず 自宅でゆっくり出来る時が、「その時」なんだろうか・・・、なんて思ってた。

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昨年末~年明けにかけて、体調が優れず、立てず、食べれず、飲めなかったヒメちゃん。
自宅で毎日、輸液することで ずいぶんと回復できた。
寒かった今冬は、気温や湿度の影響をダイレクトに受けてしまうことも何度かあったけれど、何とか冬を越せた。

3月に入ってからは、自力で飲める水の飲料が増えたため 輸液はストップ。
食欲もあり、排便も問題なかった。
シュンクンのアジ練習にも毎回、同行。シュンクンの順番が来るまでは 私に抱っこされたり、シュンクンの練習中はS先生に抱っこしてもらったり。アジ仲間の談笑する場所まで自力で歩いていき オヤツをいただいたり、
「頑張ってるね~、すごいね~」
「偉いね~」
と、言葉をかけてもらうことが楽しみだったようだ。

先週のアジ練中も いつものようにS先生に抱かれたまま、気持ちよさそうに過ごしていた。
なんだかそのままアチラに旅立ってしまいそうに 穏やかな雰囲気だった。
だけど、帰宅すると ぐったりと寝たままで、かなり疲れているのがよく分かった。
「その時」は刻々と近づいているな、とも思った。

先週末、私は2日間 愛媛の友人と共にセミナーをすることになっていた。
直前で 開催を中止することも頭をよぎったけれど、予定通り行くことにした。
動物たちのQOLをあげるための情報を発信する私の活動を、ヒメちゃんが誇らしく思ってくれているようだったから。
食事ケアをはじめとする様々なホリスティックケアを学習し始めた理由は、ヒメちゃんの心疾患がキッカケだったし、
健康に歳を重ねることが出来ている自分の姿が、セミナー内容の裏付けになる、とも思っていたような雰囲気でもあった。

金曜夕方に関東を出発。夜8時頃に 静岡県内のSAでいつも通りに生肉も食べられたし、水も少量飲んだ。京都のSAで排便。少し疲れた様子ではあったけれど、普通に見えた。
翌朝、愛媛の目的地に着くと 水を飲めないし、食べられない。
急いで500mlを輸液。
この後から、一切 食べ物は受け付けなくなった。食事に限らず、ヨーグルトやプリン、菓子類などもNG。
土曜夜、日曜朝は水を少量は飲むことができた。
でも、日曜朝の様子では かなり辛そうであったことも事実だ。

2日間のセミナーは各5時間。その間、ヒメちゃんは車で待機していた。
天候に恵まれなかったことも、体調を悪化させた一因かもしれない。
日曜のセミナーを終えた頃には かなり衰弱してぐったり。
友人に ヒメちゃんへのヒーリングをしてもらってから、帰路へ。
落ち着ける自宅に早く連れ帰りたい気持ちと、運転中に息を引き取ってしまうかもしれない と不安な気持ちの両方が、私の気持ちをザワザワさせる。
往路の行程もタイトなスケジュールだったし、2日間の講師で私自身もかなり疲れていた。
一気に横浜まで運転することもできず、休息をとるたびに後部座席でヒメちゃんに添い寝した。浅い吸い込みと静かに長い吐き出しの呼吸。命の灯が消えかかっていることが伝わってきた。

夜が明けると日差しも暖かく、少しヒメちゃんの様子も変わった。
昼過ぎに自宅に帰宅。大量の荷物を車から降ろしたり、洗濯機をまわす私の姿を横たわったままヒメちゃんは見ていた。
夕方の診療時間になるのを待って 獣医へ。
「今以上にできることは 何もありません」
と言われ、可能なら、1日2~3回、1回300~500mlの輸液をゆっくりと行うよう指示される。

夜、バニラアイスをほんの1口。
肉のゆで汁とヤギミルクをスポイトで飲ませると、少量だが飲めた。
でも、20分ほど後に嘔吐。嘔吐したものが 器官に入ったかもしれない。
夜間、寝ながらゼロゼロとした呼吸が時々。1時間おきくらいに ガーゼに生理食塩水を浸して、口の乾きを抑える。
飲食しなくなって丸2日。粘膜が乾燥すると、感染症を起こしやすくなってしまう。
視力を失った右目の白濁が増し 血管が拡張していたため、ヒアレインも1時間おきに点眼。

ウトウトしながら添い寝の状態での介護。
ほんの少しでも私の身体がヒメちゃんから離れると、ジリジリといざって寄り添ってくる。

朝方 呼吸が落ち着き、静かな寝息に変わった。私も少し寝る。
8時頃、ヒメちゃんを起こしに様子を見に行くと、か弱い呼吸。抱くと、頭部がガックリと落ちる。そのまま横向きに置くと、息を吐きながら弱く前足が痙攣し、息を引き取った。
享年17歳6ヶ月。

私を 深く深く 愛してくれたヒメちゃん。
お母さんも ヒメちゃんのことを とても深く愛していたよ。
ヒメちゃんが言ってた「みんなに見送られて旅立ちたい」の‘みんな’は家族のことだけじゃなかったんだね。
先週は アジの先生や仲間に、
週末は四国の友人ご夫婦に、セミナー受講してくださった方々も含め、
ママとヒメちゃんを知る多くの友人を含めて、
‘みんな’に見送って欲しかったんだね。
ヒメちゃんなりに 「お別れ」もちゃぁんと告げたんだね。


レディさんや綺羅りんはもちろん、他にも多くの天使達が美しい光となってヒメちゃんを迎えに来、ヒメちゃんはその光に溶け込んで 螺旋を描きながら天へ上っていったらしい。
たくさんの「愛」をありがとう。
ヒメちゃんのような素晴らしい子が 17年半も側にいてくれて、お母さんは本当に幸せでした。
ありがとう。
ありがとう。




2014.04.15 / Top↑
昨年末、ヒメちゃんが突然 自立できなくなくなったことで、ヒメちゃんへの接し方を変える必要が出てきました。

我が家の犬達は、家内をフリーで過ごしています。クレートは常設されていますが、基本的には食事時(犬の)しか 入ることを要求されません。これは 食べるものをめぐっての犬同士の争いを避けるためです。
トイレが設置してある部屋へは、犬達が自発的に出入りします。寝る時は、犬も猫も私のベッドで一緒に寝ています。
昨春からは、加齢に伴って括約筋が緩むようになったため 尿意を催して立ち上がろうとした瞬間に排尿してしまうようになりました。それでオムツを使うようになりましたが、傍についていてあげられる時は 時間を見計らってトイレに促していました。

しかし、自立できないということは、排泄時は常に介助が必要、ということになります。
また、寝ていても寝返りをうつことができないため、時間を見計らって体位を変えてあげる必要も出てきました。
日によっては歩行できる日もありますが、1度倒れてしまうと起き上がれないため 脚先に擦過傷ができるまでジタバタしたままです。


いろいろと介護グッズを買い込みました。洗い替えも考えて購入したところ、諭吉さんが数十枚飛んでった~。

まず、「床擦れ」を防ぐために、ということで購入した「床擦れ防止マット」。
通気性がよく、クッション性が高いことで「床擦れ」を防ぐ、ということなのだけれど・・・
ヒメちゃん 高価なこのマットを嫌ってます。
おそらく 「通気性」が良いために「寒い」のだと思われます。(笑)
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フリース素材で包んだりすると、イヤイヤしないので。
でも、気密性を上げる布でくるむのであれば、わざわざお高いマットを購入する必要はないと思われます。
まぁ、もちろん気温の高い時期には効果を発揮するのでしょうけど、寒い時期はリーズナブルなマットでも◎。
これは、激安子供服専門店の西○屋で購入したマット。介護用マットの1/10以下の価格で購入。ヒメちゃんはこちらの方が お気に召したようです。
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次に、歩行サポート用のハーネス。
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これは優れものでした。寝返りサポートにも有効、とのこと。
ヒメちゃんはまだ完全に歩けないわけではないので、サポートしながらでも歩く機会は保証し続けたいのです。
介護用マットで作られているためクッション性もあり、その点は評価できるのですが、素材そのものが固いのが難でしょうか。下に服を着せていないと、身体に当たる端の部分が痛そうです。

写真右のパット。
これは 床ずれが出来やすい部位にあてがうもので、痩せて骨が飛び出ている部位にあてがいます。これは本当にスグレモノでした。
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部屋が暖まるまでは、脚先が冷たいので 靴下も購入。
新生児用(5~7Cm)が前肢にちょうどよいサイズ。後肢用には18~20cmくらいの子供用靴下。
赤ちゃん用のレッグウォーマーも重宝しています。
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そして今や、我が家にとっては最も欠かせないグッズとなった 点滴キット。
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水を自力で飲める間は極力用いたくない、と思っていましたが、点滴をした日は明らかにヒメちゃんの状態がよいのです。また、大量の水を飲みたがるので、胃酸が薄まってしまい 食べた物の消化がスムースでない現実もあります。食事内容の嗜好性が高まったこともあり、食事による栄養管理が完全にできない、ということもあります。
毎日1回、500mlを午前中に輸液することが日課になりました。

一時は このまま旅立ってしまうかも・・・、くらいに思うような状態のヒメちゃんでしたが、このところは食欲もあり、歩行出来る日もあって 徐々に安定してきました。
このまま、夏まで頑張りたいね~。

2014.01.21 / Top↑