シュンクン、再び左前足を負傷しました。

Woofの林ランにて。
母が投げた玩具を追いかけて、地面から咥えようと頭を下げた瞬間にチーがタックル。林ランは地面が天然のため、朽葉で凸凹しています。頭を下げた態勢で、足元のグリップがきかなかったせいなのか、左の前足に妙な加減で負荷がかかってしまったようです。
玩具を奪い取ったチーが走り去った後、左前足を上げたままよろよろしているシュンクンがいました。

歩かせない方がよかろう、とチーを繋いだリードを肩掛けし、シュンクンを抱いて体育館まで。ほんの200mほどの距離なのだろうけど、重い~。
足先、手首、肘、上腕、肩などTタッチしながらくまなく触りましたが、熱感なし。微細なタッチワークならシュンクンは受け入れてくれ、激しい拒絶部位もなく。
3時間ほど様子を見たけれど、好転せず。
帰宅後、ホメオパシーレメディ「ruta」を投与。

一夜明け、左腕を触ると上腕部に少し熱感。朝も10分おきに「ruta」を投与。
昨年、バイオプシー手術の後に皮膚の生着に苦しんだのと同じ部位。少し心配です。
もしも骨にヒビが入っていたら、と考え獣医へ。

念のためにレントゲン撮影。
肘の骨頭部を見て、山手のU先生は「かなり肘関節の外側がギザギザですね」と。
昨年バイオプシー術をした長野のA先生の見解と同じ。A先生は、骨腫瘍か骨融解の疑いがある、と。
でも、その生検の結果は異常なし。
ヒビは入っておらず、おそらく上腕の裏側の腱の炎症、とのこと。ボーダーコリーには多いトラブルだそう。
処置としては、トイレ出し以外はとにかく「安静」。
シュンクンの場合、免疫反応が非常に活性しやすいので、場合によっては過剰活性する可能性アリ。その場合は、患部にとってマイナス要因になるため鎮痛剤などを用いる必要が出てくるが、今の段階では投薬の必要もなし。

自宅から車までは抱っこ。車から病院などはカートでの移動が必須になりました。
カートに乗っているだけでも可愛い

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私自身も体調不良の兆候はすべて左側に反応が出ますが、シュンクンも同じだね。
しばらくは職場にも同伴。安静にして早くよくなるといいね。






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2017.06.04 / Top↑
シュンクンの前肢は、キレイな状態を保ったまま少しずつ改善しています。
複数の方から、この傷治療の経過について反響があったので用いた被覆材などについてトピックにしてみました。

j「褥瘡治療」というと、寝たきりの状態で出来る特殊な傷。という印象を持ちがちですが、そんなことでもないようです。
特に、四肢の傷が長期を有する場合は、2次的疾患として褥瘡の問題は常に起きるようです。特に、骨折の場合は骨の再生が済んだ後に、肘や膝の褥瘡治療に半年~1年を必要とすることもままある、とか。
たまたま、知人の犬が前肢骨折経験があり、この子も骨折完治後に褥瘡に半年以上も悩まされた経緯があります。この知人からは様々な情報を教えてもらいました。骨折NO.1犬種であるイタグレさんにとっては、褥瘡トラブル話は尽きないそう。
外科執刀で有名な大学病院の医師だったり、骨折治療で有名な獣医師であっても、結局は褥瘡を防げない。防げないばかりか、きちんとした形での完治まで指導できない、というケースもよくあるそう。肘の突出部を皮膚が覆いきれないまま皮膚の再生が止まってしまい骨の突出部が剥き出しのままで、生活の中で骨が摩擦で削れて慢性関節炎になってしまったり、関節に水が溜まってしまったり。
私自身は褥瘡治療に無知だったため、主治医の進める治療に疑問をもたず。年初から下記の褥瘡用被覆材を使用していれば、肘内側の裂開傷などは生じなかった可能性が非常に高い、と考え後悔しています。


抜糸後3週間経過の現在、シュンクンの腕の状態はこんな感じです。
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元々の傷であった肘部。まだ、擦れると液体が出たりしますが、徐々に外側から毛も生えてきています。
消毒や薬塗布などはせず、経過観察中です。

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肘内側。上部は7月上旬に抜糸した部位。2ヶ月経って、かなり皮膚も柔らかく毛も密生してきました。肘下部はまだ皮膚がつっぱった感じ。時間の経過とともに毛も生えてくると思われます。



そもそもは、肘関節の骨細胞採取のために、肘から上腕にかけて10cmほどの裂開傷を縫合してありました。
この傷を覆うための(湿潤療法のため)被覆材の選択が誤りでした。
4月上旬から使い始めた、医療用の褥瘡治療のための被覆材が大変に優れものでした。
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中身は、こんな感じ。
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厚みが7mmほど。非常に柔らかくクッション性があります。水分のある部位に密着して吸水しつつ、蒸れを防ぎ、擦れも防止。
シュンクンの場合は、肘側と肘内側の両方をカバーする必要があったため、10cm×20cmという大きさが丁度合っていました。
が、お高い~。
シュンクンは血漿液が多く出るタイプなので、1日おきに巻き直す必要があり、1ヶ月間で15~20枚の使用でした。

こちらのサイトで購入できます。
ハイドロサイト 銀

岡谷の執刀医が使用していた被覆材がこちら
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厚みは3mmほどの綿素材。傷口の水分に吸着します。
この被覆材は上記のハイドラサイト剤に比べると、素材・厚みから柔らか過ぎる感がありました。血漿液が多くでるシュンクンの場合、6時間足らずで外側まで体液が染み出てしまい、頻繁に巻き替えする必要がありました。
(被覆材の外側まで体液が染み出ている状態を放置すると、患部は蒸れてしまいます)
それでも、サランラップや水切りビニールを使用するよりは遥かに優れた被覆材だと思います。
安価で購入しやすい素材でしたが、シュンクンには合っていませんでした。小さな傷口だったり、体液浸出が多くない場合は、このメロリンで十分対応できると思います。



2016.09.12 / Top↑
年初から向き合い続けてきたシュンクンの前肢の傷。

とりあえず、完治、しました。
やった~~~!!

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8月20日、再縫合手術から2週間経ち、抜糸できたので、プール解禁。

肘の関節外側の褥瘡部は完全には塞がり切ってはいないため、プールの後に少し出血
でも、皮下の組織は出来上がっているので、このまま経過とともに乾燥させた方が良い、とのこと。しばらくの間は物理的な刺激を和らげるために、サポーターなどを用いても良いかも。

8月になってから行った「脂肪幹細胞再生療法」は、シュンクンにとってメリットのある療法のようです。
脂肪細胞を採取後、培養した幹細胞を3回にわたり点滴投与が1ターン。
日常生活を普通に送れているシュンクンの場合療法の成果の検証がしにくいのですが、彼の気持ちの面でとても前向きに変わったのを感じます。ステップ幅の狭い階段(歩道橋など)は体長のあるシュンクンにとっては背筋の柔軟性を求められるため、後半身に痛みがある時は上ろうとしません。療法を試行後は、狭い場所や高低差のある場所でも、馬尾発症前と同じような動きをしようとする姿が見られます。

骨格系・神経疾患に顕著な改善報告が多いそうですが、現代臨床では根治法のない腎疾患やリンパ管拡張症のような内疾患でも効果が期待できるそう。ただし、個体の免疫力や細胞再生能力によっては成果に違いが出る可能性もある、とのことです。
免疫力や再生能力の低い個体の場合、培養しても幹細胞がなかなか増えないためです。
日常の食事・サプリメント・ストレス・運動量など総合的なQOLの保障がベースにあってこそ、ということでした。

この「脂肪幹細胞再生療法」は、クリニックによって弱冠の料金差があるようです。
事前検査(血液、アレルギー)、脂肪採取術(静脈麻酔、採取&縫合)、培養、3回の点下など諸々を込みで、横浜のクリニックでは20万円(税抜き)でした。
積極的な治療法のない馬尾疾患のシュンクンにとっては、試してみる価値の十分にあった療法だと思います。




<傷の経過>
 1月 6日:バイオプシー手術
    11日:内部縫合糸に拒絶反応し、縫合部が炎症反応    
17日:縫合部の炎症で、外側の縫合糸がはじけ切れる。患部が盛り上がり、内部から湿潤液がだらだらと流れ出始める。

~3月中旬:2~3日おきに都内の主治医に通う。 オプサイトロールやサランラップによる湿潤療法。肘関節外側は遅々としつつも回復傾向。ただし、肘内側は裂開が進む。主治医は、内側裂開には具体的に何も対処せず。

~4月上旬:医療行為として出来ることはなく、「本人の自然治癒力次第」と主治医から言われ、診療が10日おきに。

 4月10日:傷口状態の治癒停滞に業を煮やし、岡谷の執刀医へ。ハイドロサイト剤などの褥瘡対処医療具を使い始める。

~6月上旬:1週間おきに岡谷へ。湿潤療法を継続。ごく緩やかな遅々とした改善兆候。後退はなかった。

 6月上旬:横浜の外科医へ。皮膚移植・短冊療法・PRP療法の3種を薦められる。PRP療法を選択する。

~6月下旬:1週間おきにPRP療法を用いるも、被覆材としてオプサイトロールを用いたために肘内側が再度、裂開する。

  6月29日:皮膚の一部を剥いで浮かし、引っ張り寄せて皮膚を縫合する外科手術1回目。

7月13日:抜糸&PRP療法

7月23日:幹細胞再生療法のために腹部から脂肪細胞採取⇒2週間かけて培養

 8月 6日:皮膚を剥がし引っ張り寄せる外科縫合2回目。&幹細胞再生療法1回目

 8月15日:幹細胞再生療法2回目

 8月20日:縫合部抜糸

 8月22日:幹細胞再生療法3回目


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8月20日 抜糸後。30針ほど縫った糸の跡が赤くなっているけれど、皮膚がきちんと生着しています。

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肘関節外側。褥瘡部中心の3mmほどの皮膚がまだ脆く、物理的な刺激で出血しやすい場所です。時間経過と共に改善する、とのことで経過観察中です。




2016.08.23 / Top↑
今年の年明けすぐに行った、肘関節の骨細胞採取。
この時の、筋肉縫合糸にアレルギー反応を起こしたことがそもそもの始まりでした。

都内の主治医による、自然療法で用いた医療用具が肘関節の内側に食い込んで、2ヶ月間で皮膚がどんどん裂開し、肘の腱が露出するまで酷い状態になったのでした。この時、用いた医療具はオプサイト クイックロール。屈伸しない患部では優秀だと思いますが、肘や膝などの屈曲する部位ではかえって状態を悪化させるようです。
6月から通い始めた横浜の病院でも、このクイックロールを用いてPRP療法を選択しましたが、やはり患部が裂開しました。

6月下旬の時点で、肘内側の皮膚がない部分は5cm×7cmほどの広範囲に及びました。
肉芽が剥き出しになっており、感染症を起こさないようにハイドロサイト剤で常に覆っておく必要があります。
患部周辺の健常皮膚を剥がし、それを引っ張り寄せて縫合する手術を行いましたが、あまりにも皮膚のない部位が広すぎて患部を覆うことができたのは全体の1/3のみでした。
引っ張り寄せて縫合できた部位の皮膚が生着するのを待って、残りの部位を再縫合することになりました。

術後の診療の際に、U先生から
「幹細胞を用いた再生療法を併用することに関心がありますか?」と。

幹細胞療法と言えば、ノーベル賞を受賞された山中教授のIPS細胞の再生療法みたいな???
くらいしか知識がありませんでしたが、U先生がシュンクンに再生療法を試みてみたい、と考えられた理由がいくつかありました。

1.幹細胞再生療法の臨床報告で改善報告が最も多いのは、神経系疾患・骨格系疾患であるため、シュンクンの脊椎疾患(初期ヘルニア、馬尾症候群)への改善期待がかなり持てる。
2.自己細胞を培養した療法なので、拒絶反応などの副反応の可能性が低いこと。
3.培養した細胞の2/3は静脈投与、1/3は縫合皮下に注入、と複数部位へのアプローチができること。
4.再生療法とは言え、比較的安価であること。

皮膚の再生に直接の効果がないとしても、既存の医療では馬尾症に対してできる積極的アプローチ法はありません。
デメリットと施術料金を確認して、すぐに「試してみたいです」と答えたのでした。
思うような効果が出ない場合、お金が無駄になるだけ、ということだけがデメリットだと言うのですから、試してみたい。

人間の治療の場合は幹細胞を骨髄から採取しますが(非常に苦痛を伴うようです)、動物の場合は腹部に小さな穴を開けて(2針縫合くらい)脂肪を少し採取します。ここから幹細胞だけを取り出して、2週間かけて培養して増やします。
縫合手術予定日から逆算して2週間前に、細胞を採取。
8月6日(土)に、皮膚の再縫合手術と同時に幹細胞療法を行いました。

横浜のU先生のところに通い始めてこの2ヶ月間で、シュンクンは複数回、麻酔をかけています。縫合手術のための吸入麻酔、抜糸や細胞採取のための静脈麻酔など。その度に、2日後くらいに鼻柱にぷっくり腫れがでたり、眼が結膜炎のように腫れあがったり。いずれも、数時間~2日ほどで反応は引きましたが、肝臓に負担がかかっているのは否めません。
今回の手術で使う麻酔の種類を、変えていただきました。
ただ、この麻酔はかなり強力なようで半日経っても、舌を通常に使えていないよう。
今回の手術に備えて、いつものマリアアザミのチンキ剤の他、SAMeも併用しました。

手術そのものは1時間半ほどで無事に終了。
剥がした皮膚で患部を覆い切れない場合は、その皮膚にメッシュ状に切れ目を入れて皮膚を伸ばして覆うハズでした。が、幸いなことに、そのまま覆いきれた、とのこと。
「くれぐれも、患部を噛んだり舐めたりさせないように管理してください。それをさせてしまうと、もう取り返しがつきませんので。」
と、U先生。
シュンクンのなけなしの皮膚を、絶対に生着させる必要があるのです。

患部から湿潤液は出ないでしょう、とのことだったけれど、術後翌日には、包帯に浸みだしてくる体液。
術後経過を気にされたU先生からの電話にその旨を伝えると、「では、包帯替えをしてください」と。
包帯を剥がして患部を見ると・・・ まるでフランケンです(痛々しい)。
とにかく、抜糸までの2週間を無事に、過ごさなくては。

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今度こそ、今度こそ、これで解決してほしいよ~~


2016.08.09 / Top↑
シュンクンの前肢の傷の状態・・・
弱冠、後退したような・・・

「PRP療法」は、血液から分離させた血小板を滅綿に浸みこませたものを患部に張り付け、防水フィルムで覆います。美容形成で用いる場合は、血小板液を患部に注射するようです。シュンクンの場合は皮膚の形成に難航しているため、傷口表面に張り付けたのですが・・・
年初から4月にかけて通っていた都内のクリニックでもこの防水フィルムを使っていて、本来の患部ではない肘の内側が大きく裂開した経緯もあり・・・
やはり、この医療用具は屈伸する部位には向いていないように感じます。

シュンクンの患部は大きく肉芽が盛り上がり、一見 ぐちゃぐちゃに見えるくらいに。
その代り、防水フィルムで湿潤状態が肘関節一帯に保障されたため、本来の傷口であった肘突起部の褥瘡はキレイに完治。
「縫合しちゃいましょう」
と、U先生。
裂開している皮膚を両側から引っ張り寄せて縫合したら、皮膚の方が圧に耐えられずに切れてしましそう。
「皮膚が切れませんか?」
と、聞いたら、
「そのまま縫ったら皮膚がきれますから、患部の傷口の両サイドからそれぞれ皮膚を剥がして縫います」
とな。

U先生は、外科系の執刀で有名な磯子の病院で副院長を務めた後に独立開業されただけあって、外科手術も相当数をこなしてご多忙。動物病院では通常、午前診療終了~午後診療開始までの時間は手術の時間に充てられます。日中の手術枠は当面、空きがない、とのことで、夜間に手術をしていただくことになりました。

年初に去勢術を行う予定だったため、麻酔による肝細胞のダメージを軽減するために昨年末から与えていたマリアアザミのチンキ剤。その後、傷口の予後がよくなかったため、「皮膚移植術もあり得るかも・・・」と考え、半年間ずっと継続して与えていました。
良かった~。
縫合手術も全身麻酔をかけるからね、肝臓に負担がかかることは避けられません。
1日2回、1回1スポイト与えていたチンキ液を2スポイトに増やして5日後。

シュンクン、縫合手術中。
腕の毛を剃られて、吸入麻酔を受けてます。
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この後、傷口から両サイド3cmほどの皮膚を剥がし、引っ張って縫合。ただし、裂開が大きい部分は覆いきれないためPRP療法を併用します。
マリアアザミのおかげか、U先生がビックリするほど麻酔からの覚醒が早かったシュンクン。健康なんだね~。
当分は、毎日通院が必要らしい。
今度こそ、前進できますように・・・

2016.06.30 / Top↑