昨年5月に受講したロクサンヌさんのセミナーはとても充実した内容で、このセミナーを受講したことによる恩恵は多々ありました。
トレーニング全般に対する見方も大きく変わるきっかけの1つになったことも事実。
視覚による情報収集が優先されるボーダーコリーにとって、嗅覚を使った遠隔での作業となるGRTはレトリバー種とは違う課題があります。この点についてのアドバイスもいただけ、実際にフィールドでのGRT作業でも嗅覚を使えるようになってきたシュンクン。
生後半年からノーズワークを取り入れ始めたチーは、1歳前後から驚異的な情緒面での成長を見せています(あくまでも飼い主目線での評価です)。このことにもノーズワークは大きな影響因子の1つと考えています。

そのロクサンヌさんが再来日する、と聞き、今回はシュンクン連れでの受講。
「基礎中の基礎」がいかなるトレーニングにおいても大事なことは、よ~く分かっているつもり。
だけど、ロクサンヌさんのトレーニングの構築の仕方を聞くにつけ、私の理解は「つもり」でしかないことを思い知らされます。

犬にとって「快」オンリーのトレーニングであることが最も重要で、ストレスもフラストレーションも絶対になく、成功にたどり着ける環境設定と課題設定にどれだけ配慮できるか。
こうした配慮の中で構築された「意欲」と「自信」は揺るがないものとなります。

綺羅りん、シュンクン、と2頭続けて犬をつぶしてしまった私には、ロクサンヌさんのセミナー内容は「身に染みて」よく理解できます。


昨年と大きく変わらないセミナー内容だっただけに、より深く理解できたように感じることができました。
シュンクンとのセッションでは、今まで気づきもしなかったことを指摘していただき、観察しているつもりで出来ていなかったことにも気付け、本当に参加してよかったと思えた2日間でした~。

ノーズワークは、一見すると「オヤツ探し」にしか見えないかもしれません。
けれども、行動学に裏打ちされた素晴らしい作業です。スキルアップと共に得られるものは、単に嗅覚作業のステップアップだけではなく、情緒面・精神面での安定やON/OFFの切り替え、自制心の向上、など多岐にわたります。
正しい理解と共に、ノーズワークが浸透していくのは嬉しいことです。



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2017.02.18 / Top↑
約3週間ぶりに野辺山へ
主要道路には雪は全くなく、しかし脇道に入った途端に凍結道路(笑)
今回もお世話になる滝沢牧場は、以前に来た時2回よりも雪が積もっていました。受付を済ませ、車を橇コースの方に移動させようとしたところスタック。積雪が柔らかいため、ハイエースの重さでタイヤが沈み込んでしまうのね。日中の陽気で雪が少しは溶けるだろう、と、車はそのまま放置(笑)

3週間の間に、横浜で自主練習をしました。
橇用のハーネスを装着させ、2頭で並んで前向きに立たせます。ハーネスには同じ長さのリードをそれぞれ付け、「GO!」のコマンド。
リードを引っ張るように前進できたら、犬の後方からおもちゃを投げてリードを手から放します。
今の段階では、犬の後ろにいるハンドラーに対してコミットせずに前進することが大事。
(あくまでも自己流の練習法です。この練習法が正しいかどうかはわかりません。)

橇を引いた状態で、練習してきたことができるかどうか。
犬達のハーネスに橇のロープを装着、ロープが犬の脚に絡まっていないことを確認してからハンドラーが橇の後方に立ちます。前回までは、この行程の間に犬達がハンドラーに寄ってきてしまったりして直前に行ったことが無駄になることを繰り返し・・・
出来た~
シュンクンは何度かハンドラーを振り返ってしまったりすることがあったけれど、チーたんの理解は素晴らしい~
いや、単にハンドラーとの関係性が薄い、ということかもしれないけど・・・

「Ready」と補助コマンドをかけると、手で示された方向をちゃんと見て、そのまま走り出すのはチーたん。
そこをすかさず褒めると、それを聞いたシュンクンが即座に反応して走り出す、といった具合(笑)

2頭引きなので、シュンクンの腰の負荷も軽減できるし、登りこう配でテンションが下がり気味な場所も頑張って進めていました。
報酬として投げられる玩具はあえて1つにしているため、チーのやる気が俄然しているのは言うまでもなく(笑)
与えられた玩具は2頭で引っ張りっこするのに十分な大きさのものを用意しています。
シュンクン チー 2頭引き橇動画

キツイ登りこう配を走り抜けた後や、コーナーを曲がれた後など、強化したい箇所を過ぎたところで玩具を投げて褒めます。2頭で引っ張りっこが始まるため、橇につないでいるロープをすぐに離します。

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人の昼食タイムにはワンズもソフトクリームで糖質補給(ウソです。可愛いから与えたいだけです)
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400mコースを午前中は続けて3周、午後は2周して終わり。
2周目になると格段に速度が遅くなるので、見た目以上に疲労するのが分かります。犬たちはやりたがりますけどね。ほどほどで終了。橇の練習後はドッグランで負荷のかからない自由運動でクールダウン。
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2頭共、楽しく遊んだ1日でした。
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2017.02.14 / Top↑
GRT
シュンクンにとって一生の課題である「平静を保つ」こと。

意欲過多で気持ちが先行し過ぎて空回りしてしまったり、環境や状況の変化を受け入れるのに時間が非常にかかったり・・・
ハンドラーの心情や、周りにいる犬たちの興奮やストレスなどをダイレクトに感じ取って影響されてしまったり。
吠えたり、噛んだり、というような望ましくない行動で感情表現をしないので見過ごされがちだけど、外部刺激への反応性は非常に高くストレスを感じやすい子です。
競技の場において本来の実力を発揮しきれないのはもちろんだけど、「ストレスを感じやすい=免疫が下がる」ということなので健康問題にも繋がります。


GRTはゲームの中で、ダミーを探し出すこと&ダミーをデリバリーすること、がメインの作業です。
シュンクンにとってはどちらの作業も楽しいもの。ただし、広い視野の自然の中でダミーを探すために走り出すことは、犬の本能を触発させることでもあるため興奮しやすく、本来の作業が疎かになりやすいのも事実。シュンクンの場合は、目見当をつけた場所に行ってもダミーを発見できない場合に、プチパニックが始まります。こうなると、遠隔での指示に明確に反応しなくなり、勝手な捜索が始まりがち。
ブッシュの多い自然の中での作業では、目見当の場所にダミーがないことも多いのは当然。送り出される前の精神状態が「平静」でいることは、回収を成功させるためには非常に大事なポイント。

競技会でも、待機場所からスタート位置に向かうまでの10mの脚側は撃沈
気持ちが先走って、酷いときには1頭身ほど先行してしまうほど。
日常の練習では、モチベーターとなるオヤツや玩具をたくさん置いた中での脚側練習は必須。でも、すぐにこの状況設定には慣れてしまうため、1人練習には限界が。

で、chickクラスのレッスンに参加。
総8ペアで、一直線に並んだまま、順次、ダミーの回収を行います。他のペアの回収作業中は、ずっと脚側位置で停座 or 伏臥を保つ必要があります。シュンクンにとってはかなり辛い練習。

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Tタッチ用具のサンダーシャツ、ボディラップ、ヘッドラップも装着してみたけれど・・・
ジリジリと前にいざり出てるし~
静止できているときに褒め、動いた瞬間に指摘し・・・
とにかく、こうした経験を重ねてシュンクン自身が納得・体得するしかないもんね。

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午前3時間、午後2時間の総5時間のレッスン。
午後はかなり落ち着けてきて、光が少し見えたような気も・・・
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と、は言いつつも、ハンドラーよりも前に出過ぎて伏せてるし・・・(溜息)

前途多難かも~
でも、取り組んでいくしかないよね。



2017.01.24 / Top↑
ご近所のIさんは北方犬種と犬橇を楽しんでいます。よく知らないけれど、何となく犬橇ってシンプルなドッグスポーツのようなイメージ。細かい指示をたくさん必要としないスポーツなら、シュンクンの遊びとしてはもってこい~

ただ一点、気になることが・・・
それは、「寒さ」と「神経痛」。
元気に過ごせてはいるけれど、根治することは決してない「馬尾症候群」を抱えているシュンクン。寒さは大敵。
それと、橇を引っ張る負荷が大き過ぎると、腰痛及び神経痛を誘発する可能性も。

と、いうことでお試しで一度チャレンジしてみることに。


今季初の寒波到来とのことで、行ってきました。八ヶ岳の滝沢牧場へ。
ポニーさんや、羊さん、牛さんに、野良猫さんなど多くの動物に出会ったけれど、他の利用者のワンコさんは生後7か月だというマラミュートさんに会っただけ。ほぼ、貸し切りの状態で橇体験を楽しんできました。

こんな感じに積雪していて、神経痛を心配した過保護飼い主は 午前中はシュンクンに服を着せる有様(爆)
 そんなに心配なら橇なんてチャレンジするなよな~
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朝は、雪に潜ってしまう足先を交互に持ち上げて「冷べたい~」と訴えていたシュンクンでしたが、すぐに遊びに夢中に。
雪の中で走り回るのは初体験のチーたんも楽しそう。

で、橇はどうだったか、というと~
シュンクン とっても楽しそうでした。
飼い主は、橇を押しながら走ったり、雪の中動き続けて、翌日は太ももの前側が強烈な筋肉痛ですけど。(運動不足なんよね、単に)
何度か繰り返して走るうちに、
走り始めに橇の負荷がかかること、
負荷がかかっても そのまま前進してもいいこと、
などが理解できたよう。
いつでも、何にでも一生懸命に向き合うとするシュンクンらしい。
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チーたんは、前に進もうとするのに、身体に負荷がかかること自体に焦れてしまうようで、斜めに走り始めてしまう~(笑)
シュンクンの走行距離の1/4くらいごとにコースを区切って、ちょぴっとだけ練習。
チーの場合、どんなトレーニングも少量を多回数で重ねて自信を積む重ねさせる必要があるのよね。

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午前中・午後にちょこっと練習して、雪遊びしてもシュンクンの様子はいつもと変わらず。
翌日になってから腰痛が始まる可能性もあるため様子を見ていたけれど、そうした懸念も払拭できました。
時々、こうした経験もいいかもね~
来週、また遊びに行こっかな~



2017.01.17 / Top↑
長野県小淵沢から夜間走行300km。
長距離遠征には慣れているハズの私でも、前々日からイベントが続いた後の夜間運転は非常にキツカッタ・・・
4時間強で那須に到着。

この日から4日間のTタッチワークショップに参加。
会場は那須野ヶ原ファーム。あまりにも美しい広大な景観に、驚いてしまいました。日本ではないみたいよ。

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ゴルフ場1つ分ほどもある広大な敷地。見渡す限り、このファームの所有地。
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外乗に使われる牧草地。
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馬たちが自由に過ごす時間も保障されている。

美しく管理された環境で、人道的な扱いを受けているだけあって、温厚な馬たちがこのファームには多い。
馬という動物に対する基礎知識がほとんどない私でも、十分にタッチワークをしたり、リーディングをすること自体を楽しむことが出来ました。10数名の参加者のために、6頭もの馬を提供してくださったファームに深く感謝です。

Tタッチの世界では、TOP4の一人であるデビー先生。
デビーと会うたびに、様々な「刺激」や「気付き」を得ている実感があります。犬や猫などのコンパニオンアニマルに対するアプローチも素晴らしいのですが、馬へのワークは最も素晴らしいとアメリカでは評判なのだそう。
8年ぶりに参加した馬のTタッチWSでしたが、それをとっても納得できました。


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眼や臀部など数か所のメラノーマを患っているリー
4日間、私は主にリーへのTタッチを試みました。初日と4日目では、四肢への荷重バランス、背中のトップラインなどに大きな変化が見られました。また、メラノーマのために眼球が腫れ瞼が重そうでしたが、2日目には瞼の開き方も改善。

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Tタッチ的馬具での乗馬を試みてくださったチーフトレーナーのT氏
Tタッチによるアプローチをとても好意的に受け止めてくださり、Tタッチ馬具のネックリング(勒、手綱なし)のみでの乗馬にチャレンジしてくださいました。
ネックリング装着だけの乗馬を見るのは初めてでしたが感涙するほど素晴らしい時間が溢れ出るのを感じました。騎乗者や馬だけでなく、その場にいる人々すべてが嬉しさ、喜び、温かさを共有できたのです。このプライマシ―という馬は、騎乗させながら明らかに笑って走っていました。

馬は人よりも大きな身体を持つ動物ですが、その皮膚神経はとても繊細です。
小さな円のタッチ一つにも、微細な反応を示してくれます。その肌の痙攣、耳の動き、尾、口元、などなどすべての反応が、自分にとってのフィードバックになりました。
「動物に舐められてはいけない。動物のリーダーにならなければいけない。」
というような考え方は依然、馬の世界でも、犬の世界でも、未だに主流です。
でも、そんな考え方は必要ないのだ、ということをあらためて強く確信できた4日間になりました。
なんだかあまりにも充実し過ぎた4日間だったので、帰路、「俗世界へ戻る」ような気分で運転していたのは確かです(笑)
次回のワークショップにも是非、参加したい気持ちが高まります。


シュンクン、チーたんは主に車中待機だった4日間。
でも、朝はこんな場所でガンドッグの練習をし、
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午前中の3時間を車中で過ごし、
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昼休憩時はここで遊び、午後の3時間を車中で寝てから、夕方もここで遊びました。
横浜での生活よりも充実しているかも。



2016.12.02 / Top↑